テクスト。
001

ゲームブックとは?

現在のコンピュータやコンソール機が登場するはるか以前、普通の本をプラットフォームとして遊ぶアドベンチャーゲームが存在した。

002

数十~数百の各文章すべてに番号(パラグラフ)が割り振られ、

  • 右に行くなら(100)へ
  • 左に行くなら(050)へ
  • あたりを調べるなら(024)へ

といったように、ページを順に読み進むのではなく、パラグラフにそって物語を展開するゲームだった。

003

アナログではあるが、それゆえの手触りがある。
気になったページに指をはさんで他のパラグラフをのぞいてみたり、うっかりパラグラフを間違えて他のページから読み進めてみたり。

ダイスの出目は悪かったが、いい出目のパラグラフに進んでみたり。

004

80年代後期には世界的なブームを巻き起こしたが、やがてコンピュータゲームの台頭と製作の煩雑さによって、その姿を消していった。

005

「デッドエンド」
はそのアナログの流れを意図的に汲んだアナログスタイルの、 しかしデジタルなゲームブック。

006

オープニング、ビジュアル、エンディング、すべてのシーンに番号があり、基本的には自由に移動ができる。

今で云うなら、インターネットでウェブサイトを読み飛び回るように、すべてのシーンの中を自由に泳ぎ、物語を読み進むゲームだ。

007

そしてデジタライズド(電子化)の字のごとく、戦闘はプレイステーションポータブルの特性を活かしたにぎやかなものとなっている!

  • “デジタライズド・ゲームブック®”は、株式会社スタジオパンドラの登録商標です。本作では株式会社スタジオパンドラ様許諾のもと“デジタライズド・ゲームブック®”の名称を使用しています。
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デッドエンドとは?

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東亰府 とうけいふ に住む高校生、 符御是人 ふみぜくと はある晩、忘れ物を取りに侵入した校舎で奇妙な少女と少年に遭遇する。

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蒼い髪の少女とそれに付き従う眼帯の少年。

そして、その少女に心臓を刺し貫かれ、命をなかば失う。

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少女の正体は──吸血鬼。少年はその従者。

すんでのところで別の少女と少年が現われ、命を救われるゼクト。

021

だが戦闘の際に突き飛ばされ、はずみで救い手の少年と激突。

後日、車椅子で現われた少年。足を骨折してしまったのだ。

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東亰府環境局廃棄物対策部、特殊廃忌物対策課、第二班。

彼らは吸血鬼に対抗するために存在する、文字通りの掃除屋だった。

017

そして負い目につけ込まれ、なし崩しにそれを手伝うはめになるゼクト。

果たして、ゼクトは生き残ることができるのか……!?

009

デジタライズド・ゲームブック®、
お手元のPSP®「プレイステーション・ポータブル」にて今、その頁を開かれたい。



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デッドエンドの遊び方

特徴的なのは、ゲーム内のすべてのシーンが3桁の番号で管理されていること。

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そしてゲーム内の移動は従来アドベンチャーの『コマンドによる移動』もあるが、□ボタンを押すことで出現し、自由に三桁の数値を入力してそこへ移動することのできる、超フリー移動コマンド『ジョウントスロット』による移動が存在すること。

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これにより道が分岐している場所があればどちらも確認することができ、またちょっと読んで都合が悪そうだと思えば別の道に戻ることもできる。

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気になった番号があれば直接のぞいてみるのもいいし、ジョウントスロットで ジョウント ジャンプ しないと行けない場所もある。

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戦闘に負けても勝った方に移動すればいいし、念のため負けた場合のイベントをのぞいてもいい。

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戦闘は入ってしまえば半オート。コマンド選択による、ダイス咲き乱れるデジタルバトルが繰り広げられるぞ!

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詳細は、アルケミスト様のwebサイト ( http://products.alchemist-net.co.jp/products/deadend/psp/ ) でも公開されているので、そちらも参考にしていただければ幸いだ!

アルケミスト ウィザードソフト

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デッドエンド Orchestral Manoeuvres in the Dead End OP

デッドエンド Orchestral Manoeuvres in the Dead End キャラクターPV

デッドエンド「ヘンゼルとグレーテのおしえてデッドエンド!」

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タイトル:デッドエンド Orchestral Manoeuvres in the Dead End
ジャンル:デジタライズド・ゲームブック®
対象機種:PSP®「プレイステーション・ポータブル」
発売日:2011年9月29日(木) 年齢区分:C(15才以上対象)
価格:限定版7,800円(税込8,190円)通常版6,800円(税込7,140円)
開発:テクスト。(ウィザードソフト(株))
企画・シナリオ:大槻涼樹
原画:vanilla
音楽:たくまる




014

ここは所謂、ゲームオーバー画面。死者の集うパラグラフだ。
ただし、悲観する必要はない。
当ゲームにおけるゲームオーバーはイコール、プレイヤーのミスを意味する訳ではない。
少なくとも、ミスをせず、疾く進むことが尊い種類のゲームではない。もっとも、楽しみ方はあくまで自由だ。例えば以降、一度倒した敵との遭遇は飛ばしてしまってもいいし、しなくてもいい。次はさらに疾く、あるいはゆるりと愉しんでもらえればいい。

023

パラグラフ『023』――
このパラグラフは何処からもリンクされていない閉鎖された空間だ。そのため、選択肢のみでは来ることができない。
だがジョウントでなら──『023』と入力するだけで、簡単に到達できる。



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