- 2010年6月30日 更新
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こんにちは、深沢です。
この前セカンドノベルのページに参考資料の項目を追加したのですが、ページをつくる際、いくつか脳関連のTEDビデオを見つけたのでご紹介します。
TEDとはアメリカで開催されているカンファレンスで、各分野の第一線で功績をあげている人が講演するという……まあ要するに「内容が豪華」な事で知られています。
また、講演といっても、決して内容がむずかしいという事ではなく、むしろその分野を知り尽くしている人が語るからこその「わかりやすい」内容が特徴です(新しいこと、概念を「それ」を知らない誰かに説明するのは、とても大変で技術が必要なことなのです)。
Webでは無料でビデオが公開されており、有志による日本語化も行われています。
詳しくは Wikipedia TEDの項目をご参照ください。
さて、それではおすすめビデオの紹介です。
映画にもなった「レナードの朝」で知られるオリバー・サックス氏ですが、この講演も本の語り口そのままにわかりやすく、興味深い内容となっています。
まずはこの講演をみて、脳科学の不思議さ、おもしろさを味わってみてはいかがでしょうか。
本作を作成する上で多大な影響を与えたのが、このラマチャンドラン氏が執筆された「脳のなかの幽霊」という本です。
この講演ではラマチャンドラン氏の著書の美味しいところを取り出したような内容で、非常に興味深く、面白く、お勧めです。
また、今回ゲーム内小説の執筆を複数の作家にお願いさせて頂いたのですが、この講演でも語られている幻肢や共感覚は要素として登場します(というか、入れて頂きました。へんな注文をつけてしまってすみませんでした>各位)。
そういう意味でも、本作をプレイする前に予備知識的にこのビデオを観て貰えるとよりいっそうゲームが楽しめるかもしれません。
僕もサックス氏やラマチャンドラン氏の著作は読んでいたのですが、こうやって実際に動いているビデオを観ると意外とウィットに富んだ冗談を言っていることがわかったりして、新鮮な驚きがありました。
もちろん内容も大変わかりやすく、面白かったです。お勧めです。